公務員採用試験の願書提出方法とは?
公務員試験対策を始めるなら、採用までの流れを把握しておくことが大切です。
その第一歩となるのが願書の提出です。
民間企業の場合、最初にネット上でエントリーしますが、公務員試験では、エントリーではなく、ネットや郵送で願書の提出(申込み)を行うことによって受験の意思を伝えます。
では、どのようにして願書を提出すればよいのでしょうか。
本記事では、公務員採用試験における願書の提出方法について解説していきます。
出願の前に受験案内を確認する
願書を提出する前にやっておくべきなのが、受験案内の確認です。
公務員採用試験の受験案内は、それぞれのホームページに前年度の受験案内が掲載されています。
まずは受験案内で、どのような形で採用試験が行われているかをチェックしましょう。
受験案内には、受験資格も記されています。
公務員試験の受験資格の多くは、年齢と国籍要件のみで、学歴・職歴・性別などで受験資格が制限されることはありません。
また、保育士のような特殊な業務を除き、受験に必要な資格も特にありません。
ただし、規模の小さな市役所などでは、年齢と国籍の他に住所に関する要件などが設けられている場合がありますので注意してください。
年齢制限などの受験資格を確認して、出願時期の時期が近づいたら定期的にホームページをチェックしましょう。
最近は前年度と採用方式が異なる場合があります。
必ず最新の情報をチェックしてから出願しましょう。
試験の願書を入手する方法は
国家公務員や都道府県職員・警察官の多くは、インターネットで出願できるようになっています。
ですからわざわざ願書を取り寄せる必要はありません。
インターネットでの出願は、それぞれのホームページでできます。
ただし、インターネットで出願する場合は、事前登録が必要になります。
インターネットの事前登録では、採用試験の申し込みに先立って、インターネット申し込みに必要な暗証番号を届け出てID番号を取得するための手続きを行います。
事前登録は、採用試験のインターネット出願を行うために必要な事前の手続きとして位置付けられているもので、採用試験の申し込みそのものではありません。
ですから事前登録が完了したら、その後に希望する試験のインターネット申し込み受付期間中にそれぞれ申し込みを行う必要があります。
その後、申し込み受付完了通知メールを受信して受験申し込みが完了します。
インターネットでは出願できない公務員試験については、願書を取り寄せることが必要となります。
願書を配布時期は限られているため、いつからいつまで配布されているのかをホームページで確認してください。
その時期になったら、願書を直接に取りに行くか、郵送で願書を請求してください。
郵送で取り寄せる場合は、切手を貼った返信用の封筒を同封すれば願書が送られてきます。
願書提出に関するさまざまなQ&A
Q:願書を提出するのにお金はかかりますか?
一部の自治体を除き、公務員試験の願書自体は無料です。
ただし、紙の願書を必要とする試験では郵送代がかかります。
受験料そのものも無料なのですが、試験会場までの交通費や宿泊費などは実費となります。
Q:願書の締め切りは、いつ頃ですか。
試験によって異なります。
一般的には6月~8月頃に願書の受付が締め切られ、9~10月に一次試験が実施されることが多いです。
地方公務員試験の場合は、上記以外の時期に試験をすることもありますので、自治体のホームページや広報誌などによく目を通すようにしておきましょう。
注意が必要なのは、国家公務員試験です。
願書の締め切りが早く(6月頃)、受付期間も1週間程度しかない場合がありますので、期間を逃さないようにしましょう。
Q:複数の公務員試験を受験することはできますか。
一次試験は大体、9月から10月の毎週日曜日に実施されています。
同じ日に実施される試験は、当然受けることはできませんが、日程が重なっていないのであれば複数の試験を受験することができます。
ただし、複数の公務員採用試験に一次合格したとしても、二次試験日が重なることがありえます。
その際は、どちらかの試験をあきらめることになります。
Q:事前登録しましたが、完了通知メールが届きません
事前登録をしたにもかかわらず完了通知メールが届かない場合は、登録したメールアドレスが間違っている可能性があります。
また、迷惑メールのフォルダに紛れ込んでいないかも確認してください。
自分がきちんと申し込みできているかどうか、確認する方法もあります。
たとえば国家公務員採用試験のインターネット申し込みであれば、「パーソナルレコード」にログインすれば、IDごとの各採用試験への申し込みなどの状況が表示されます。
申し込みを行なった試験の情報が表示されない場合は、正常な送信が行われていないので、再度、申し込みをしてください。
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