「通学」のメリット・デメリットは?専門学校・予備校の違いから選び方まで
公務員採用試験合格に向けて、しっかりとサポートしてほしい!と思っている方におすすめなのが、専門学校や予備校に通って勉強するスタイルです。
とはいえ、いざ通学を検討し始めると「本当に合格できるのだろうか」「費用は?」など、さまざまな不安が生まれてくるものです。
専門学校や予備校に通って合格を目指す場合に知っておきたい基礎知識と、通学学習のメリット・デメリットを紹介します。
専門学校や予備校に通うメリット・デメリット
公務員採用試験への挑戦を検討し始めたとき、「よし、専門学校や予備校に通おう!」と思う方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、公務員採用試験を受けるために、必ずしも通学が必要なわけではありません。
以下のメリット・デメリットを参考にしながら、自分に合った学習スタイルを選択しましょう。
【通学のメリット】
・確立された学習カリキュラムのもとで学べる
・わからないところがあっても、すぐに質問できる
・自分で計画を立てる必要がない
・学習リズムを整えやすく、同じ目的を持つ仲間とつながりやすい(モチベーション維持)
【通学のデメリット】
・独学と比較して費用が高い
・授業を受けるためのスケジュール調整が必要
・通学するための時間が必要
公務員採用試験に合格するために、予備校や専門学校に通うメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
特に公務員試験に関する情報が全くない場合、一からしっかりと導いてくれる学校は、非常に重要な役割を果たします。
それぞれの学校にとって重要なのは合格実績ですから、何もわからない状態からスタートしても、充分にサポートしてもらえるでしょう。
いつ、どのタイミングでどんな勉強をするべきなのか、ノウハウもばっちり。
独学のように、自分一人ですべてを管理する必要はありません。
一方で、独学と比較した場合、通学のデメリットは「コスト」と「時間」です。
これらのデメリットを問題なく解消でき、自己管理に自信がない場合には、通学スタイルを選択するのがおすすめです。
専門学校と予備校の違いはどこに?
公務員採用試験対策ができる学校には、専門学校と予備校があります。
それぞれで、何がどう違っているのでしょうか。
専門学校は、高校や大学を卒業したのちに、入学するケースが一般的です。
通常の学校と同じように、4月に入学して5月ごろから本格的な学習がスタートしていくでしょう。
一方で予備校は、別の学校と併用して学ぶスタイルを取り入れています。
つまり「高校・大学に在学中から公務員採用試験対策をスタートしたい」と思う場合、予備校を選択するのがおすすめです。
公務員試験合格のために通う予備校は、合格すれば通う必要はなくなります。
専門学校の場合、「専門学校卒」の学歴を手に入れるためには、合格後も学校に通い続けなくてはいけません。
これらの違いを踏まえた上で、自分には専門学校と予備校のどちらが向いているか検討してみてください。
予備校・専門学校の選び方は?
通学して公務員採用試験突破を目指す場合、目指すゴールにたどり着けるかどうかは、学校選びにかかっていると言っても過言ではありません。
「どこを選べば良いのだろう」と悩んだときには、以下の3つのポイントを参考にしてみてください。
★合格実績
公務員採用試験対策のために通う予備校や専門学校で、重要なのは合格実績です。
これまでに多くの生徒を合格させてきた学校には、授業や試験対策に関するノウハウがあります。
安心してお任せできるでしょう。
合格実績は、学校側にとって積極的にアピールするべき重要な項目です。
多くの場合、学校パンフレットやWebサイトに記載されているので、チェックしてみてください。
あやふやな情報しか記載されていない場合は、直接問い合わせてみるのもおすすめです。
★サポート体制
公務員試験に合格するまで、一定期間通うことになる場所だからこそ、サポート体制が充実しているところを選ぶのがおすすめです。
・授業時間
・欠席時の振替
・フォロー制度の有無
・面接対策講座の有無
またもちろん、校舎が通いやすい場所にあるかどうかも確認しておきましょう。
立地条件的に見て、通学が難しいと思われる場合は、通信講座を活用するのもおすすめです。
各種サポート体制については、それぞれの学校で差が出やすいポイントなので、じっくりと検討してみてください。
実際に通学した方の口コミ情報を参考にするのも良いでしょう。
★費用
通学にかかる費用は、学校や講座によって差があります。
地方上級・国家一般職を希望する場合の費用の目安は、10万円~30万円程度です。
サポート内容とセットで、費用対効果を見極めてみてください。
通学していても油断は危険!自力学習とセットでより確実に合格へ
公務員試験対策に予備校・専門学校に通うことを決めた場合、「よし、これでもう大丈夫」という気持ちになりがちです。
しかし実際には、合格するかどうかは自分次第です。
それは独学であっても通学であっても変わりありません。
通学を選択した場合でも、より確実に合格するためには、自宅学習が必須となります。
「自宅で問題演習」→「わからない部分をスクールで確認」→「自宅で復習」という流れを作ることができれば、着実に力をつけていけるでしょう。
志望先の予想問題集や過去問題集もうまく組み合わせながら、効率よく合格を目指していきましょう。